北海道が抱える地域医療の問題点について
2016/12/21
都道府県の中でも、圧倒的な面積を持つ北海道。
その面積は、日本の総面積の約2割にあたり都道府県の中では、1番の広さを誇ります。
また魅力的な都道府県としても、全国1位となっており、日本のみならず世界中から、多くの観光客が訪れています。
北海道が抱える医療の問題は、
その広大な土地と気候が影響した他県にはない問題となっています。
北海道が抱える地域医療の問題点をお伝えしていきます。
北海道が抱える医療問題
北海道も他県と同じように中心地である札幌周辺の病院では、
医師の供給は十分に行き届いていますが、郊外においては切実な医師不足の問題に悩まされています。
また北海道はその広大な土地のおかげで、
高度な医療を受けられる環境自体が整っていない地域が、未だ多くあります。
医療が整っていない地域で見られる特長として、
専門科よりも一般、総合内科、外科といった幅広い対応を行う病院が多く見られます。
処置できない症状に関しては、
最寄りの大学病院や総合病院といった大型病院に搬送されることになります。
また緊急性を要する患者さんに対して、
使用される救急車も北海道においては十分に力を発揮できないケースが出てきます。
そのような緊急のケースに対応するために、
北海道ではドクターヘリの環境づくりが行われています。
ドクターヘリの配備台数が日本一の北海道
広大過ぎる土地と積雪による影響のため、
救急車だけでは北海道に住む人達の医療をカバーすることは困難です。
そこで活躍するのがドクターヘリです。
ドクターヘリが日本に正式配置された歴史は、2001年4月とまだまだ最近の出来事です。
今では各都道府県に1機は導入されており、
将来的には日本全国で80機導入が目標とされています。
2016年現在の北海道には、合計4機のドクターヘリが導入されています。
これで事実上、北海道の広大な地域をカバーできる状態にはなりましたが
ニーズによっては今後も増えていく可能性も十分にあります。
北海道のドクターヘリ導入の歴史
拠点病院 | 運行開始時期 |
医療法人渓仁会 手稲渓仁会病院(札幌市) | 2005年4月 |
旭川赤十字病院(旭川市) | 2009年10月 |
市立釧路総合病院 ・ 釧路孝仁会記念病院(釧路市) | 2009年10月 |
市立函館病院(函館市) | 2015年2月 |
札幌、釧路、旭川、道南のエリアにドクターヘリが導入され、
全方位型でカバーできる配置を取ることができています。
ドクターヘリの活動範囲は、通常50kmなのに対して
北海道ではその倍の100kmが活動範囲となります。
北海道の脳神経外科の求人情報
脳神経外科は専門性の高い科目と思われますが、関連する症状などから
幅広い知識を求められる科目であります。
北海道における脳神経外科の求人募集は、
地域差が大きく見られ、場所によっては様々な役割を任せられるケースも多くあることもあります。
一般的に公開されていない求人情報などもありますので、
まずはご希望の条件などをご相談いただければ、先生にあった病院をご紹介させていただきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

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