神経内科医が転職する際に重視すべき事とは?

2016/05/23

神経内科医が転職する際に重視すべき事

日本における神経内科専門医の数はざっと5,000名程度、これは全医師数の2%弱という少なさ(貴重さ)である。市中病院では神経内科医を求める医師求人、医師募集は多いが、必ずしも急募という感じではなく、どちらかというと潜在的なニーズはあるものの攻めの姿勢で採用を行うというよりもやや待ちの姿勢を感じる。つまり常勤の神経内科医がいてくれればbetterだが、いなければそれはそれで仕方が無いといった感じである。
そして現状としては神経内科の常勤医師が充実している施設は多いとは言い難い状況にある。
神経内科専門医の多くは東大や京大をはじめとした伝統ある有力大学・神経内科教室のどこかに同門として名を連ねておられる先生が多いのではないだろうか。

全国の神経内科指導医数をみてみよう

例えば京都大学神経内科学講座・同門の神経内科専門医の数は300名を超え、日本最多の実績を持つ教室の一つとの事である(歴史・伝統から見てもこれは当然かもしれない。)
神経内科指導医に至っては総数で2,770名、最多の東京都でも僅か434名である(2016年5月19日現在)。エリア別の神経内科指導医の分布(実数)は以下の通り。

◎神経内科指導医数
北海道エリア:104名
東北エリア:202名
青森県17名、岩手県37名、宮城県60名、秋田県18名、山形県27名、福島県43名
北関東エリア:114名
茨城県39名、栃木県38名、群馬県37名
首都圏エリア:818名
埼玉県112名、千葉県108名、東京都434名、神奈川県164名
甲信越エリア:131名
新潟県68名、山梨県10名、長野県53名
北陸エリア:62名
富山県16名、石川県29名、福井県17名
東海エリア:317名
岐阜県25名、静岡県61名、愛知県178名、三重県53名
関西エリア:449名
滋賀県28名、京都府116名、大阪府178名、兵庫県88名、奈良県27名、和歌山県12名
中国エリア:180名
鳥取県28名、島根県20名、岡山県49名、広島県57名、山口県26名
四国エリア:64名
徳島県18名、香川県18名、愛媛県18名、高知県10名
九州・沖縄エリア:313名
福岡県95名、佐賀県13名、長崎県27名、熊本県57名、大分県18名、宮崎県14名、鹿児島県72名、沖縄県17名
海外・その他:16名

そんな貴重な神経内科専門医や指導医であるが、様々な事情やライフスタイル、仕事に対する志向の変化などによって、大学医局人事からは一定の距離を置き、自ら勤務する病院や施設を探す(転職を模索する)医師からのご相談も増えている。
そんな場合、転職候補先病院(施設)の何を重視(チェック)すれば良いのだろうか?

神経内科医が転職先候補を探すにあたりチェックする事

何をやりたいかによって候補先病院は当然変わってくるが、
例えば専門医資格(あるいは指導医資格)で培ってきた専門性を活かした診療をしたい場合は、やはりそれ相応の施設を選ばないとCommon Diseaseは良いとしても脳卒中急性期を経て急性期病院から転院してくる慢性期寄りの患者さんばかりで神経難病などの治療に携わる機会は殆ど無いという施設の方が一般市中病院では多いのが実態だろう。

◎どんな神経内科症例があるのか

脳血管障害、認知症、パーキンソン病、てんかん・・・、神経難病などが集まる病院か否か。

◎近隣(医療圏)病院・施設の状況
大学病院や公立・公的病院など基幹病院や神経内科が強い施設が候補先病院の周辺にどのように分布しているのかを確認

◎外科系が強い病院なのか、それとも内科系が強い病院なのか
神経内科医師を求めるニーズは様々な病院・施設から寄せられるが、業務内容は施設によって様々である。「広く浅く」やりたいのか、それとも「狭く深く」やりたいのか。
神経内科の専門性を深く掘り下げた診療をしたいのか、それとも脳神経外科や整形外科、耳鼻咽喉科、眼科、そしてリハビリテーションなど神経内科と関連が深い診療領域の中でその病院が強い科目は何なのかによって神経内科医のその病院におけるポジショニングがある程度入職前に予想できるかも知れない。

◎設備面はどうか
MRI、CT、脳波計(12チャンネル、16チャンネルetc.)、更にはRIやPETなどの画像診断機器・・・。

◎院内図書館や文献検索、文献取り寄せサービスなど専門書籍へのアクセスのしやすさはどうか

などなど色々とチェックすべきポイントがあると思う。
常勤の神経内科医が不在の病院では、総合診療科の医師が神経内科症例を診ている場合も少なくないが、いかに幅広くGeneralに診療ができる総合診療科の医師といえども神経難病は専門外であり、例えば脳波の読影に不安があったりするのも事実であろう。そんな時に常勤の神経内科医がいてくれれば非常に心強いという事がある。

また、診療報酬改定の関係から認知症診療体制の整備が課題、或いは神経内科専門医の教育施設、准教育施設を維持したいといった事から神経内科医を求める医師求人も見られる。

神経内科の専門性を活かした働き方ができる基幹病院クラスの施設からの神経内科医師求人の他、脳神経外科病院、リハビリテーション病院など様々な形態の病院・施設で神経内科医の求人ニーズは存在し、医師転職コンシェルジュが病院との密なパイプにより独自に掘り起こした潜在ニーズ(非公開医師求人)もあり、中には神経内科の先生方にお薦めしたい案件(医師求人)もあるので転職を模索しておられる医師の方はご興味があればご連絡をいただければと思う。

神経内科の医師転職市場についてはコチラ

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著者:三木正孝


医師転職コンシェルジュ代表。医師の方が自分らしい働き方、ライフスタイルを過ごす事が出来る様な転職支援を行う医師転職コンシェルジュを運営しております。医療業界や医師転職に関する情報に独自の意見も加えて発信していきます。どうぞよろしくお願いいたします。

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