内視鏡検査の腕を上げるために必要なこと
2016/11/29
食道、胃、大腸、小腸、肝臓、胆嚢、膵臓
日本人の死亡原因の1位であるがんは、この消化器系のものが多くあります。
がんに対して、早期発見を行うために主流になっている検査が内視鏡による検査です。
消化器内科医や消化器外科医といった消化器を専門とする医師にとっては、誰もが目指すであろう内視鏡の技術向上のために
考えておきたいことをお伝えしていきたいと思います。
内視鏡検査の技術をあげるために必要なこと
内視鏡検査の一般化に伴い、消化器内科や消化器外科を志す医師にとってファイバー検査の腕はなくてはならない要素となりました。
検査技術を上達させるために必要なのは、経験数である事は間違いありませんが
そうはいっても内視鏡検査の他にも通常の診察などの業務もありますので、
病院によっては症例数をこなすことができないと悩んでいる先生方も多いかと思います。
しかし腕を上げるためには、内視鏡検査の数をこなし続けるしか他ありません。
体の中をモニターと手の感覚だけで進めなくてはいけないので、見ているだけでは体得できないのでなおのことです。
また症例数をこなしたとしても数をこなすに至った期間が、5年をかけて達成したものなのか、もっと短期集中で経験したものなのかによっても変わってきます。
同じ症例でも次に行う日まで期間が空いてしまうと、検査をするたびに感覚を取り戻すのに時間がかかってしまいます。
できれば短期間で同じ症例を繰り返し行うことができる環境下であれば、技術や知識を体得する期間もより早くなります。
もしもあなたが内視鏡検査の腕を上げることに注力したいのであれば、あなたを取り巻く環境作りは最も大事な事項のひとつになってきます。
鎮痛剤のメリット・デメリット
大腸内視鏡検査を行うにしても、鎮痛剤を使用するケースとしないケースがあります。
病院の方針や患者さんの都合によるものなどもありますが、
鎮痛剤を使用せずとも患者さんに苦痛を感じさせないような技術を身につけたいと
多くの先生方も考えていると思います。
鎮痛剤を使うメリットとして、
・どうしても怖い、不安といった患者さんに対して安心して検査を受けてもらうことができる。
・体内に空気や炭酸ガスをしっかりと入れることができるので、検査をしっかりと行うことができる。
かたやデメリットとしては、
・鎮痛剤が切れるまで、患者さんは帰宅することができない
・患者さんは仕事に対して支障がでる
・モニタリングが必要となるので、経験のある医師でないと使用できない
よほどの場合でなければ、本当の意味で患者さんに対して優しいのは
鎮痛剤を使用せずに内視鏡検査を行うことなのかもしれません。
より一層、内視鏡検査の腕を上げることは、消化器科の医師にとっても患者にとっても重要で
消化器領域の医師と内視鏡は切っても切り離せない関係なのかもしれません。
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