女性医師に対する医療機関からの求人ニーズについて考察

2015/07/25

女性医師に対する医療機関からの求人ニーズについて考察

今回のコラムでは女性医師を求める医療機関の求人ニーズについて少し見ていきたい。
医師求人募集の現場では「女性医師限定募集」や「女性医師歓迎」といった表現が使われる事が珍しくないが、男女雇用機会均等法等によりこれら表現を使う場合にはケースバイケースで法令に抵触しないように注意し検証する必要がある。

医療機関から女性医師に対する求人が寄せられる事は少なくない。診療の現場で患者(或いは受診者)が女性医師に診てもらう事を希望する場合が現に存在するからである。

例えば婦人科検診や乳がん検診の乳房視触診、健診センターや人間ドックなどで女性受診者が多数を占めるような施設、更には皮膚科の美容皮膚分野などなど・・・。
主に健康診断や検診といった「未病の段階」で施設を訪れる受診者の多くは患者ではなく、施設側から見ると「お客様」といった感覚であり、そのお客様は病気で来院している訳ではない場合が多い。
従って、そのお客様が口に出さずとも『できれば同姓の医師(女性医師)に診てもらいたい』と思っているならば、その顧客ニーズ(潜在ニーズ)に応えないと、受診者(お客様)は黙ってその医療機関から立ち去り、近くにある別の医療機関(健診センター)へと行ってしまう。そして二度と戻って来る事はないかもしれない。
お客様が減ってしまうと(売上が減少してしまうと)医療機関としては経営上の死活問題となり、そこから自然発生してくるのが女性医師限定といった医師求人ニーズなのである。
逆に泌尿器科の場合などでは、男性医師が強く求められる事がある。

一方、病気で来院している患者さんの場合は、診てもらう医師を性別で選ぶ事は少なく、寧ろその先生の「腕」や「専門医資格」、「評判」などを頼りに来院するのが一般的だろうから、上述したような診療科(婦人科、産科、乳腺外科、皮膚科、健診・人間ドック)でも勿論、多くの男性医師が臨床(外来、手術などの)現場で活躍しているのは言うまでも無い。

さて、この女性医師限定募集、女性医師歓迎といった医師求人募集案件であるが、
女性医師が年々増加傾向にあるとは言うものの、診療科によってはなかなか女性医師の採用が簡単ではないケースがある。

例えば首都圏のとある健診センターでの女性医師募集。
常勤医師(週4日、週32時間~OK)を求めているのであるが、この医師募集案件では内視鏡スキルが必須条件となっている。

日本医学会分科会によると女性医師会員の割合は年々増加しているとは云え、未だ16%程度 、外科系学会に至っては8%に満たない。少し古いデータになるが2010年入会の医師数の内訳は、全体で女性医師が25.9%に増加、外科系学会でも増加傾向にあり女性医師比率は16.1%となっているが、やはり全体で見るとまだまだ女性医師の絶対数は少なく、上記案件で言うと、内視鏡ができる医師となると主に消化器内科か消化器外科を専門とする医師が中心となる為、皮膚科や眼科といった比較的女性医師が多い科目の医師募集案件と比べると、医療機関が求める条件にマッチする(この場合は内視鏡スキルを持った女性医師で且つ通勤可能圏内に住んでいる)医師はかなり限定的となってしまう事が推測される。

しかし、女性医師は男性医師よりもライフステージによっては医師としての働き方を大きく変えざるを得ない局面を迎える事も多いと考えられる為、これまで大病院でキャリアを蓄積してきたけれども妊娠、出産を機に今の病院を休職、或いは退職して、さあ復職というケースや健診センターで少しペースを落として働こうかという事もあるかもしれない。

そんな女性医師の先生方には女性医師を求める健診センターなどでの勤務も一度選択肢のひとつとしてご検討いただければと思う。
上述したように、内視鏡検査のスキルに自信のある先生を求めている施設があり、こういった施設はいつでも常勤医を募集している訳ではなく、しかも週4日~で常勤OKという条件での募集は、ある種、希少とも言え、1名限定募集の為、充足次第、募集終了となってしまうので少しでも関心のある先生には是非ともこのタイミングを逸する事無く、お問い合わせをいただければ幸いです。更に詳しい情報をお知らせ致します。

女性医師求人募集の健診センターはコチラです。


著者:三木正孝


医師転職コンシェルジュ代表。医師の方が自分らしい働き方、ライフスタイルを過ごす事が出来る様な転職支援を行う医師転職コンシェルジュを運営しております。医療業界や医師転職に関する情報に独自の意見も加えて発信していきます。どうぞよろしくお願いいたします。

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